福島第一原発事故の今後を易神に問うてみた。
雷風恒2爻変を得た。
この卦は雷も風も永久に変わらなく運行するものであるところから、これを恒(つね)と名付けられた。
また【易卦】で雷=震は長男を、風=巽を長女とする意味で、夫婦の道を恒とし、夫婦が
力を合わせて心を一つにして事に当たると、大事も必ず成し遂げられることを言っている。
2爻変は「悔い亡ぶ」とあり、つまり「悔いが無くなる」ということである。しかし・・・
2爻の場所はもともと陰爻であるべき場所である。そこに陽爻でいることは正しくない。
そこで悔いが無いことはないのであるが・・・2爻自体が得のある箇所であるので、
中庸の道をふめば、遂には悔いがないだろうと解いている。
ここで外卦の雷=震は現在の原発の炉の状態とみれば、賓(ひん)卦(か)は艮で、止まるようだ。
また、外卦は諸外国からの応援かもしれない・・・。
内卦の風=巽は東電である。
東電はいろいろな方法を試しながら模索しているようす。
この卦は「大坎の象」であることから、まだまだ困難な様子が考えられるものの、
自衛隊や諸外国の協力を得ながら、気持ちを一つにして事故処理に当たっていることから、
大事も無し遂げられるのではないだろうか。
また互卦は澤天夬(たくてんかい)である。
物事が最後の段階に至って片を付ける意味があり、一方では
大坎の意味を持ちながら、最後の砦で踏ん張っている様子を示しているようだ。
しいて言えば、2爻は陰爻であるべき場所に陽爻でいるところが気になるところ。
東電のイメージなのか?政府のイメージなのか?国民にはどう映っているのだろうか?
代官山の母 セレス玲奈